丸和の風呂敷とは
ABOUT
丸和の風呂敷(ふろしき)の特長
丸和商業は創業以来、長年風呂敷製造卸の会社として、京都の地から全国のお客様とのお取引により培ってきたノウハウを活かし、数々の実績を重ねてきました。こちらでは当社の特長についてご案内します。
お客様のご要望・納期に応える風呂敷製作、誠意ある対応

お客様のご要望に応える風呂敷製作と誠意ある対応が、私たち丸和商業の本分です。 企画内容やデザインは、基本的にお客様よりご支給いただきますが、その後の風呂敷製作については私たちにお任せください。 お客様のご要望に合ったベストな風呂敷製作をいたします。 もちろん製作にあたっても、メール・お電話等で打ち合わせしながら確実に進めさせていただきますので、ご安心ください。 また、風呂敷のサイズ、素材、価格、数量は、弊社からのご提案、お見立ても可能です。 お見立て、お見積りの段階から、お客様の企画内容や納期をできるだけ詳しくお聞かせください。 長年風呂敷専業製造卸会社として培ってきたノウハウを活かし、高い品質と誠意ある対応、確実な納期でお客様のご要望にお応えします。
染めの技術と多彩な手法
風呂敷の染色方法は、その素材や表現したい質感などによりさまざまです。 風呂敷専業製造卸会社の丸和商業では、下記の染色技術でお客様のニーズにお応えします。
1
反応防染
綿素材を1色で染め、裏まで染まる染色方法です。染料と繊維が反応して色素が固着する反応染料を使用します。 反応染料を混ぜ合わせることで、大抵の色は表現できます。 また顔料プリントを加えることにより、2・3色の多色刷りも可能です。 生産ロットが比較的多い染色方法で、染め型の枚数は1枚(但し顔料プリント分は別途)となります。

2
プリント(友仙染)
正絹ちりめん、レーヨンちりめん、綿、ポリエステルちりめん、アムンゼンなど大抵の素材に染めることができます。 大抵の色は表現でき、多色刷りも可能です。ただし、裏は染まらないので白くなります。 生産ロットが比較的多い染色方法で、特にアムンゼン素材には多く使用されます。染め型は1色に付き1枚必要ですので、多色刷りの場合、使う色の数だけ染め型が必要となります。
職人が手で掻いてゆく手捺染と機械が掻いてゆく機械捺染があります。

3
引き染め
引き染めは、職人が生地の上でハケを引いて染める技法で、おもに家紋を白く染めぬく儀式用風呂敷に使われる染色方法です。 正絹ちりめん、レーヨンちりめん、綿を1色で染めることが可能ですが、あまり細かい線や模様には向きません。 なお、染め型は1枚となります。

4
転写捺染
染料を印刷した転写紙とポリエステル生地を合わせて熱プレスしてプリントする捺染方法です。多色で複雑なデザインを布に表現できます。
転写紙の版式はグラビア、無製版のインクジェットがあり、お客様のご要望により最適の加工方法を選択いたします。

5
インクジェットプリント
データからプリントする手法で、イラストや写真など、自由なデザインによる風呂敷製作が可能です。 主にポリエステル素材の生地にフルカラーで染めることが多く、別加工すれば綿素材も染めることができます。 データからのプリントですので染め型は不要ですが、データ処理費用が別途必要となります。
時代のニーズに応える製作
風呂敷の使い方も、時代のニーズに応じて変わってきました。 風呂敷バッグやタペストリー的な使い方、洋と和のコラボレーションもお任せください。 風呂敷の本来の形である耳付きの風呂敷を基本としながら、今のお客様のニーズにもお応え致します。
日本国内生産

丸和商業の商品は全て日本国内で染め、縫製、仕上げ加工しています。
手捺染工場・オート捺染工場・ロール捺染工場・転写工場・引染工場・縫製工場など、お客様のご要望の商品製作に最適な工場で生産いたします。
手捺染や防染をはじめとする日本の染織技術が次世代へと継承されることを望んでいます。
京都の伝統・文化、しきたりなどに精通

最近はカジュアルな使い方がされている風呂敷ですが、大切な方・お取引様へのご挨拶・ご贈答などの際には、やはり正式な風呂敷の使い方がしたいものです。
結納をはじめとする儀礼・贈答習慣には、風呂敷のコンセプトが詰まっています。丸和商業はハレとケが曖昧になってきている現代に於いて、相手への敬意とけじめの手段としても守って行きたいと思っています。
もし風呂敷の正式な使い方やしきたりがわからない場合には、ぜひ当社へご相談ください。 お客様の企画に最適な素材や柄の選定、また風呂敷を使用するシーン、包み方など、風呂敷製造メーカーとして経験豊富なスタッフが対応させていただきます。 また"京都らしさ"を演出されたい場合にも、ぜひご相談いただけましたら幸いです。
SDGs・環境・社会貢献に対する取り組み

丸和商業は、国連が提唱する開発目標(SDGs)に賛同し、SDGsを私たちの企業行動につなげ、持続可能な社会実現と心が伝わる社会づくりに貢献します。「丸和のSDGs宣言」
風呂敷に出来ることとして、2001年よりサニーちゃん風呂敷を製造し、難民を助ける会に、地雷廃絶に対する取り組みをはじめとする活動を支援するために、売上の一部を寄付しました。また、障害者アートを風呂敷にしたツツムアート カザルアートの製造販売を行う事で、障害者の自立支援の試みも行っています。
心を伝える・包む気持ち

私たち丸和商業株式会社は、風呂敷は「心を包む道具」と考え、日々業務に努めています。 「包」という文字は、母親がお腹に宿した胎児の姿から出来ているように、包むという行為にはその包む物を大事に外から守り、大切にする心があるのです。 布の持つ柔らかさ、温もりと相まって風呂敷は包む道具として使われてきました。また、いろんな柄や色を染め抜かれたものを、その場に応じ様々な包み方を工夫して使われてきました。そこには儀礼だけではない日本人の奥ゆかしい美意識と知恵と共に、相手を敬い、思いやる気持が有り、お互いの気持ちを察するコミニュケーションツールとして風呂敷が使われています。便利な世の中になればこそ、ちょっと手間を掛ける風呂敷を使うことで、包む物を大切にする気持ち、ひいてはそれを渡す人を大切にする思いを表すことができるのです。 風呂敷を使っていただく時、その思いやりの心が少しでも伝わり、そして広がってくれればと願っています。