KOTONOWA ふろしきづくり~染の技術と多彩な手法~
古くから、日本の伝統は職人によって支えられてきました。
風呂敷もまた、生地を晒し、整理、型彫り、染め、各分野の職人技の集大成です。
各工程中で伝統伎を守りながら日々技術を磨き続けています。
コトノワは、生地選びから染め、仕上げに至るまで、日本の職の手と専門家の監修によってによってつくられています。
私たちは手捺染や防染をはじめとする日本の職人の技術が次世代へと継承されることを望んで
ふろしきづくりを行っています。
STEP1
染め
風呂敷の染色方法は、素材や表現したい質感などによりさまざまです。
デザイナーや職人と共に、最適な方法を選択していきます。
手捺染
捺染台に地張りされた生地にスクリーン型を置き、人の手により染めてゆく方法で、スクリーン型を順次、移動させながら捺染していきます。色数は原理的には何色でも可能です。ハンドスクリーンプリントならではの深みのある表現に仕上がります。
コトノワの風呂敷も多くの京都の職人によって手捺染で染められています
機械捺染
機械で自動的に行う効率的な捺染です。エンドレスベルトとともに移動していく生地にすべての型が同時に捺染していく方法です。
機械捺染でも色出しや機械調整など手捺染と同じく、熟練した職人の技術を必要とします。
大口のご注文時や一部の商品では機械捺染を採用する場合があります。
防染
綿素材を1色で染め、裏まで染まり方法です。染料と繊維が反応して色素が固着する反応染料を使用します。反応染料を混ぜ合わせることで、多くの色を表現できます。また顔料プリントを加えることにより、2~3色の多色刷も可能です。生産ロットが比較的多い染色方法です。
この手法により、裏までしっかり染まった風呂敷は、結び目がよりきれいに仕上がります。
Unqui Designersの風呂敷は、裏まで染まっている防染を採用しています。
STEP2
蒸し
捺染された生地の上に、高温あるいは高圧の蒸気で染料を発色させ定着する工程です。
STEP3
水洗
定着した染料以外の余分な捺染糊を水で十分に洗い落とします。水だけでは落ちない未着色の染料や捺染糊を、洗剤や還元剤などを用いて完全に洗浄し、商品になってからの色落ちを防ぐ工程です。ソーピングは同時に色相、彩明度、堅牢度、生地の風合いなどを良い風合いに仕上げる効果もあります。
STEP4
整理仕上げ
生地にテンションをかけて既定の生地幅に仕上げ、畳むか丸巻きにします。
STEP5
縫製
コトノワの風呂敷はすべて三巻縫製をしています。
皮革品加工
国内の皮革品加工業者へお願いし、TSUNAGUハンドルを制作しています。